収納トレンド=現代のライフスタイルに合う収納! 注文住宅で人気のキーワードと実例集

収納は、美しく居心地のいい家にするために必要不可欠なものですよね。近年はコロナ禍を経て、家で過ごす時間を重視する人が増えたことから、住宅のトレンドにも変化がありました。トレンドといっても、流行だからいずれ廃れる……というものではなく、現代のライフスタイルに合うように考えられた結果、需要が増えた要素がトレンドに入ってきています。本記事では、注文住宅で要望が多い人気のキーワードと、その実例をあわせて紹介します。


料理も買い物も快適にする「パントリー」

キッチンの脇にある大容量のパントリー。リビングダイニングからは見えない位置にあるので扉を設ける必要がなく、キッチンとパントリーをスムーズに行き来できます。

ダイニング側から半分見える仕様のパントリー。頻繁に出し入れする食品や調味料は見えない位置にしまい、お気に入りの食器や統一した保存容器は美しく見せる収納を楽しめます。

システムキッチンから連結するパントリーは、扉付きの棚収納タイプ。最小限のスペースでたっぷり収納スペースを確保しながら、扉を閉じればキッチンとの一体感で見た目もすっきりします。


家の顔をキレイに保つ「玄関まわりの大容量収納」

玄関スペースにフロートタイプの戸棚、その横に家族専用のクロークを設けています。靴を戸棚に入れ、アウターやアウトドア用品はクロークに収納。家の顔である玄関を、常にキレイな状態に保てます。

玄関には二の字タイプのシューズボックスを設け、廊下に扉付きのクロークがあります。限られたスペースでも空間をうまく使い、すっきりと見せながら収納力のある玄関まわりを実現しています。


「帰宅動線上の収納」で歩きながら片付け

家族専用の玄関そばには、壁一面のファミリークロークがあります。一目で状態が分かるオープンの収納に家族それぞれのスペースを設けたことで、自主的に自分のスペースをキレイに保とうと意識できそうです。

帰宅動線上に大容量のファミリークロークがあり、帰宅後の着替え、片付けを歩きながら完結できます。片付けるために移動する必要がないため収納することが習慣化され、リビングスペースに余計な物を持ち込まずに済みます。


「ランドリールームの収納」で家事負担を軽減

ランドリールームに大型の収納棚を設け、家事ラクに! 一部をカウンターの高さに設定し、アイロンがけや乾いた衣類を畳むカウンターにすることで、横移動だけで衣類収納が完結できます。

キッチンから水回りへ直結する、家事動線を反映した間取りです。ランドリールームにはファミリークローゼットが設けられ、洗面所と脱衣室でもあるため、生活動線にも特化した空間になっています。


造作収納でスペースを有効活用!

ダイニングの壁側に設けられた造作ソファベンチ。座面下が深さのある収納になっているため、子どもの本やおもちゃなど、散らかしやすい物をまとめて片付けられる収納力があります。


まとめ

収納は大きさや広さをはじめ、場所、数、種類も多様化しています。注文住宅は自由度が高いからこそ、選択肢が多いと迷ってしまいますよね。現在トレンドになっているものは、現代の生活様式において需要が増えたものです。トレンドになれば住宅メーカーの施工数も多くなり、新たな技術やアイデアも出てきます。美しく居心地のいい家を実現するために、たくさんの実例を見ながら収納計画を立てるヒントにしてみてくださいね。